Apocrypha Toy「褐色踊り子 アーテル Illustrated by 鈴雨やつみ」
レビュー
新ブランド「Apocrypha Toy」の初作品。
「Apocrypha Toy」の作品は当ブログでは初のレビュー。
海外メーカーだと思いますがパッケージや取説はしっかり日本語。
造形がなかなか良かったので購入してみましたが、
装飾品のほとんどがエッチングパーツになっており、自分で切り出して加工&組付けというまさかの丸投げ仕様。
調べてみると輸送で金属パーツが本体を傷めることがわかり、急遽エッチングパーツ仕様に変更した模様。
見切り発車が過ぎるというかもはや設計不良と言えるレベルのずさんさに脱帽w
まずは本体について解説。
梱包は全裸状態で分割線が左腕、両脚太ももにあります。
肌の色味は良いですがシャドウはあっさり。
表面処理はまずまずですがザラつく箇所もあります。
ポーズはなかなか魅力的な造形で、豊満なバストやしなやかな腰回りから脚のラインが美しいです。
1/6スケールでサイズもあります。
ファー台座が付属しますが端処理が雑で毛が抜けますw
お顔は可愛いく仕上がっており、概ねデコマス通りかと。
再現度も悪くありません。
髪の毛も立体感があります。
続いて問題の装飾品の取り付け。
エッチングパーツの切り出しは良いとして苦戦したのがチェーンの取り付け。
チェーンの先にS字フックを取り付けるのですが、これがパーツが小さくて作業が大変です。
さらにシルバーのチェーンはエッチングの装飾を20個近く取り付けるのですが、これが恐ろしく時間がかかりました。
エッチングなので力を入れすぎると折れてしまいますし、小さいので紛失しそうになります。
予備のパーツもあるのですが、パーツ数が多いので苦労しました。
腕や脚の分割線もエッチングパーツを巻き付けて目隠しするような仕様です。
巻き付けたパーツは一部を折り曲げて引っ掛けるように固定します。
これは何度も折り曲げると切れるので一度付けたら基本外せないと思った方がよいです。
また、装飾品のほとんどが身体中に埋め込まれているマグネットで取り付けますが、
色々な箇所にマグネットがありすぎて、装飾品の垂れたパーツなどが変な方向に引っ張られます。
さらに装飾が細かく鋭利な箇所も多いので本体を傷つける恐れがあるのが怖いです。
キャストオフ
脱着が簡単な、胸の装飾、シルバーチェーン、パンツの布生地、頭部の装飾を取り外し。
表情パーツを交換。
前述したとおり、エッチングパーツを折り曲げて固定している
ネックレスや腕輪、脚輪は外さないほうが無難です。
表情はなかなか魅力的です。
艶のある舌と立体感のある口元もいい感じ。
おっぱいは上向きでハリのあるキレイなカタチ。
ピンと立った乳首はキレイなピンク色で乳輪は小さめ、光沢なし。
局部はビラ感のある造形でピンク色。
光沢無しでややパーツ感あり。
失念していましたが液体パーツが付属しています。
動画
動画はFantia限定公開です。
https://fig-memo-r18.site/review_r18/132786/
まとめ
以上、Apocrypha Toyの 褐色踊り子 アーテル Illustrated by 鈴雨やつみ でした!
造形や雰囲気が良いのにエッチングパーツの悪さが際立ち過ぎて全体として残念な印象が強いです。
チェーンだけ金属で他はPVCやメッキ塗装でも十分だった気がします。
とにかく組み立てが面倒の一言。
私は2時間以上かかりました。
せめてS字パーツはチェーンに組み付けておいて欲しい!w
多くのフィギュアを見てきましたがここまで組付けに時間がかかったのは初めてです。
正直オススメできるフィギュアではありません。
余談ですが手放すにしても全部元に戻すとか考えられませんし、
そのまま梱包も難しいのでどうしたものか・・・
買取等も破損扱いになりそうですw